玉露茶

日本茶に分類される『玉露茶』(ぎょくろちゃ)。煎茶の一種ですが、収穫の前にお茶の木全体を、3~4週間ほど日光をさえぎった茶葉の、新芽だけを摘んで加工したお茶で、高級な印象の強いお茶として扱われています。緑が濃く、独特の風味のするもので、日光をさえぎった茶葉を使用するということで、アミノ酸が増加し、渋みの原因とされるカテキン類が減少することで煎茶の旨味が凝縮されるのです。『玉露茶』の入れ方は、急須などに茶葉を入れ、60℃程度の低温のお湯を注いで抽出します。熱いお湯を使用すると苦味が出てしまうので、気をつけなければなりません。独特の製法を用いるお茶ですが、歴史は長く安土桃山時代には存在していたと言われています。近年では、お茶の木全体を日光からさえぎる際に化学繊維で出来た布をお茶の木に直接カバーとして掛けるところが多く、日光をさえぎる日数も浅くした、かぶせ茶に近いものを作る場合もあるようです。